東海日報 http://www.tohkaishimpo.com/index.html パソコンからの方はRDF site summaryをクリックしていただくと便利ですよ。

2012年03月16日

盗撮されて犯人を捕まえた話

私18歳 ♀ 見た目普通
いつもはスカートの下に短パンを履いていたが
この日は履いていなかった

友達18歳 ♀ ちょっとギャル系
我がままで変わり者
深田恭子に似ているから名前を恭子にする



高校三年生の時、学校帰りに恭子に誘われて
隣の駅まで買い物に行くことになった。

私は久々にバイトが休みだったのもあって
早く家に帰ってゆっくりしたかった。
けど、恭子は言い出したら聞かないのと
私の大好きなオロナミンCを買ってくれたので
我慢して買い物に付き合うことにした。


隣の駅まで電車で10分。
早く買い物を終わらせて帰ろうと考えていたら

恭子「バスだと20円安いからバスで行こっ!ねっ!」
私「えっ、でもバスだと1時間近くかか・・・」

恭子は私の返事を最後まで聞かずに
バス乗り場に向かってスタスタと歩いて行った。
20円渋るならさっきのオロナミンCいらなかったよ。



私は小走りで恭子に近づくと言った。

私「20円は私が払うから電車にしようよ」
恭子「今日はバスの気分なの」

最初からバスの気分と言えよと思いながら
諦めてバスで向かうことにした。


バスだと隣の駅までかなり大回りするので1時間もかかる。

乗り物酔いが酷い私は、たかが20円と
恭子のバスの気分の為だけに
込み上げるオロナミンCと戦いながら涙目になっていた。


夕方の時間で道が混んでいた為
目的地まで結局1時間半もかかった。


恭子「やっと着いたね〜まずは駅ビルの洋服屋を見に行こ♪」
私「うん、その前に・・・トイレ行きたい・・・」


限界だった。
トイレの個室に駆け込むと同時にめちゃくちゃ吐いた。
恭子は私のゲロ音を聞いて

恭子「何色?w吐き過ぎじゃ〜んwww」

と笑いながらドアの向こう側で化粧を直していた。
オロナミンCのゲロを恭子の顔面に吐き散らかしたいほど
ムカついた。
私は小さい声で「黄色・・・」と答えるとまた吐いた。


トイレから出ると急いで駅ビルのエスカレーターに向かった。
1時間半かけて来たのと、私のゲロ時間で
駅ビルのお店は後1時間ほどで閉店時間だった。

エスカレーターは一人分の幅しかないもので
恭子が前で私は一段下がった所に乗った。

私はゲロの余韻に浸りながらボーっと
前日テレビでやってた盗撮の特集を思い出していた。

そういえばエスカレーターでの盗撮やってたなぁ。
女の子の後ろにおっさんがピッタリ着いて
鞄に仕込んでたカメラで録画してたなぁ。

そんなことを考えながら
ふと足元を見る感じで後ろの人を見ると
茶色の紙袋を持ったスーツを着た男の人が
ピッタリと私の後ろに立っていた。

紙袋は下のほうで持っていて何か不自然な感じがした。


丁度エスカレーターが終わり、2階から3階までのエスカレーターは
少し離れたところにあるので移動した。

今度は二人分の幅があるエスカレーターだったが
さっきと同じように恭子より一段下がったところに乗った。

その時、太ももの後ろ側に何か当たった気がした。
足元を見ると茶色の紙袋がチラッと見えた。


さっきの人か、と思いながら紙袋をまじまじと見て驚いた。

でっかい穴が開いていてそこからカメラのレンズが見えていたからだ。

私は盗撮されてる!!って驚きながらも、
紙袋を無理やり指で千切った様なでかい穴を見て
破りすぎたなと冷静に考えていた。


盗撮犯に聞こえないよう前にいる恭子に小声で伝えた。


私「後ろの人、私のスカートの中盗撮してる(ボソッ」
恭子「盗撮!!??(大声」



盗撮犯どころか周りの人全員に聞こえた。


3階で降りると盗撮犯は紙袋を抱えた状態で足早に歩き出した。

恭子「捕まえよう!」
私「うん!」

二人で盗撮犯の後を着けることにした。

よく見ると50代くらいのサラリーマン風のおっさんだった。

盗撮おっさんはチラっと私たちの方を見て着けられてる事に気づいたが
走ると確実に盗撮したことを認めることになると思ったのか
早歩きでスタスタと歩き続けた。

私たちも捕まえようと言ったものの、少し怖い気持ちもあり
盗撮おっさんと一定の距離を開けつつ同じ速さで後ろを着いてまわった。


閉店間近で人が少なくなり始めた駅ビルの中を
結構な早歩きで歩く3人の光景は異常だったと思う。


心の中で『どうしよう、捕まえなきゃ。でも・・・』と考えていた時
丁度警備員のおじさんが近くにいるのを発見した。

恭子の腕を引っ張ると警備員のおじさんの方に走っていった。
近くに行くと警備員のおじさんというより、おじいさんだった。


私「あの人、私のスカートの中を盗撮したんです!」
警備員「盗撮されたの!?わかった、着いてきて!」


任せろ、捕まえてやるって感じで盗撮のおっさんに向かって走っていったが
おじいさんだしダメだろうなと心の中で少し諦めた。
この時恭子は横で「面白くなってきたw」と笑っていた。


警備員「旦那さん!ちょっと話いいかな?」

盗撮おっさん「・・・ちょっと急いでいるので」

警備員「いや、待ってるくれる?聞きたいことあるんで」

盗撮おっさん「本当に急いでいるので・・・」



警備員のおじいさんがガシっと盗撮おっさんの腕を掴む。



盗撮おっさん「すいませんでしたっ!!!撮って・・・しまっ・・・」



聞く前に認めた。


警備員のおじいさんは盗撮おっさんの腕を掴んだまま私たちの方を見ると

警備員「お姉ちゃんたちも・・・警備員室に一緒に来てくれるかな」

と、ちょっと誇らしげな顔で言ってきたが息は切れていた。
私は頷くと、まだ笑ってる恭子を連れて二人の後ろを着いていった。


警備員室に向かう途中、おじいさんは無線で他の警備員に
警察に連絡するよう伝えた。
そして1階に着き、警備員室までの長い廊下を歩いている時に
恭子が小声で言った。

恭子「おじいさんもっとしっかり腕を掴めばいいのにね。逃げられそう」


その時だった。


盗撮おっさん「やっぱりいやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
と叫ぶと同時におじいさんの手を振り切って後ろを歩いてた
私たちの方に向かって走ってきた。


ヤバイ!逃げられるっ!と思い
とっさに私は盗撮おっさんの腕を掴んだがうまく掴めず
私の手も振り払うと全速力で走っていった。

私と恭子、警備員のおじいさんも急いで盗撮おっさんを追っかけた。

駅ビルの1階は人がまだ多く、店に囲まれた通路の真ん中を
紙袋を抱えたまま盗撮おっさんは走り抜けようとした。

私「待てぇー!!!」
恭子「逃げんなゴラァァァ!!!」

私たちは大声で叫びながら追っかけた。
大勢の人がビックリした表情で私たちを見ていた。


もう逃げられちゃうかも、と思った瞬間奇跡が起こった。


閉店作業をしていた雑貨店のお姉さんが小物が入ったワゴンを
通路に移動してきたのだ。

突如、目の前に現れたワゴンを避けられるわけもなく突っ込む盗撮おっさん。
ガッシャン!!という大きな音とともに大の字で床に倒れた。
辺りには小さなクマのぬいぐるみが散らばっていた。

丁度そこへ後ろから駆けつけた警備員2人が来て取り押さえた。
ちなみにおじいさんはこの中にはいなかった。

本当にドラマみたいな光景だった。
恭子はというと、口元を手で押さえながら笑っていた。



そして警備員室にやっと着いた。
警備員室は思っていたよりも狭い部屋で8畳くらいしかない所だった。
こんな狭い部屋に盗撮おっさんといるなんて嫌だなと思い
恭子と二人で部屋の端の方に立った。

警備員をよく見たら、二人とも若かった。
改めて私はハズレを引いたんだなと思った。


警備員の一人が私たちに「もう少しで警察くるから待っててね」と言った。
その瞬間、イスに座らされた盗撮おっさんの体がビクっと動いたのがわかった。


重苦しい空気の中、盗撮おっさんが口を開いた。

盗撮おっさん「あ、あのっ、水をもらえませんか・・・・」

警備員にコップ一杯の水を貰うと、小さい声で何度も
「すいません、すいません」と言ってから一気に飲み干した。
そして両手を膝の上に置くと、床の一点を見つめたまま小刻みに震えていた。
額からは異常な量の汗がダラダラと垂れていて顔は真っ青だった。


怖いんだろうな・・・
この人会社とかにもバレルのかな・・・
会社にバレたらクビだろうな・・・


そんなことを考えていた時、急に盗撮おっさんがイスから立ち上がった。

警備員「座ってなさい!」
盗撮おっさん「お願いです!あの子たちに謝らせてくださいっ!!!」

そう叫ぶと私たちの前に凄い勢いで移動してきて
土下座をした。


私&恭子「うわっ!!」


盗撮おっさん「本当に申し訳ありませんでした!!!
         この様な事二度としません!!」

警備員「ちょっと、落ち着いて!こっち座ってなさい!」

盗撮おっさん「いいえ、私はこの子たちに人として謝らないと
         いけないんですっ!!本当にすいませんでした!!
          許してくれとは言いませんっ!!!」


警備員に無理やり立たせられると
元の位置に戻されたが何度も小さい声で
「すいません・・・すいません・・・」
と呟いていた。

一瞬顔を上げたおっさんは涙でぐちゃぐちゃになっていた。


自分の父親と変わらない年のおっさんに
泣きながら土下座される気分は決していいものではなかった。
なんか凄く可哀想に思えてきて、胸が苦しくなった。

そこへ、二人の警察官を連れた警備員のおじいさんが部屋に入ってきた。


手錠とかかけられるのかなと思ったが、そんなことはなく
警察官の一人に腕を掴まれると、盗撮おっさんはおとなしく
部屋を出て行った。

もう一人の警察官が私達の前に来て言った。

警察官「大変だったね〜。疲れてるところ悪いんだけど
     詳しく話を聞きたいから近くの交番まで一緒に来てくれるかな?」

早く帰りたかったが、断るわけにも行かず
私と恭子は警察官と一緒に交番に行くことにした。
警備員室を出るとき、警備員のおじいさんが私の肩をポンッと叩いて
「捕まってよかったね」と言った。

逃げられたくせにと心の中で思った。


交番に着いたとき、既に20時を過ぎていた。
早く帰りたかったのに何でこんな目にあうかなと悲しくなった。

駅前の交番なだけあってか中は広く警察官が2人いた。
盗撮おっさんはどうやら同じ交番の奥の部屋で事情聴取を受けて
いるようだった。
一人の警察官が奥の部屋からビデオカメラを持って出てきた。


警察官1「証拠を確認したいからテレビを使いたいんだけど」

警察官2「じゃあ私がテレビに繋ぐんで仕切りを持ってきて
      見えないようにセットしてください」

警察官3「俺も一応確認しておくか」


えっ、全員で見る必要あるの?って思った。


仕切りの向こう側がめちゃくちゃ気になった。

いつもだったらスカートの下に短パン履いてるのに
今日に限って履いていなかったし
私のパンツは確実に映ってるはずだ。

恭子の方もおそらく少しは映ってるだろうし
皆に見られるのは恭子だって嫌だろうなと思いながら
横を見たら、私を見てニヤニヤしてた。


恭子「あんたのパンツ映ってるだろうねw
    私は短パン履いてて良かったよw
    今頃みんなであんたのパンツ見てるよwww」


殴ろうかと思った。

しばらくして確認し終わった警察官が私達の前に来て言った。


警察官「んとねー。確認したら30人近く女性の盗撮画像が
     録画されていたんだよね。かなりの常習犯で
     決していい人ではないから、被害届出したほうがいいと思うんだ。
     まぁ君達次第だけどね」

悪い人なのはわかるけど、さっきの土下座姿を思い出すと
被害届まで出さなくてもいいかな・・・。
もう二度とやらないって言ってたしなぁとか考えていると横から恭子が

恭子「被害届出します。あの人許るさなくていいって言ってたし」

ちょっと違うが、まぁいいかと思い二人で被害届を出すことにした。


私は自分のパンツが映っていたか凄く気になっていたので
おもいきって警察官に聞いてみた。

私「あの・・・、ビデオカメラに私は映ってましたか・・?」

警察官「あ〜、ちょっとだけ映ってたよ」

恭子「何色でした?」

私「ちょっ・・・!!色関係ないし!!」

警察官は苦笑いしてた。


警察官「気になるなら一緒に確認する?」

恭子「確認しm・・」

私「確認しなくていいですっ!!」


自分の盗撮された画像を一緒に見るとか羞恥プレイすぎて無理だった。


被害届はまず住所や名前を用紙に記入させられた。
その後、事件当日の一日の行動を言うはめになった。

警察官「じゃあ、学校が終わってからの行動を教えてくれる?」

私「4時30分に学校を出て、恭子と一緒に駅まで歩いて行きました」

恭子「途中で私が1にオロナミンCを買いました」

警察官「駅に着いたのは何時?」

私「歩いて20分ちょっとなので、5時くらいには駅についていたかと」

警察官「じゃあそこから○○線の電車で○○駅に向かったんだね?」

恭子「違います。バスで来ました」

警察官「えっ?バスだと凄い時間かかるでしょー?何で電車でこなかったの?」

恭子「バスの方が20円安いからです」

警察官「夕方の時間だとバスは渋滞するから1時間以上かかるけど
     電車だと10分でしょ?それなのに20円の為にバスで?」

恭子「今日はバスの気分だったんですよ」

警察官「うーーん、よくわからないけどバスだったんだね」

被害届出してる私たちが怪しい人だった。


警察官「それで続きだけど、バスで○○駅に着いたのは何時?」

私「1時間半かかったので、6時半だっと思います」

警察官「着いてから、そのままエスカレーターに向かって被害にあったのかな?」

私「いえ、トイレで化粧直しをし・・・」

恭子「この子すっごいゲロ吐いてたんですよww黄色いのwww」

警察官「え?w」

私「え?w」


恥ずかしくて死にたくなった


その後は恥ずかしくて何て説明したのか覚えていない。

説明が終わると次は被害者の写真を撮ると言われ
一人ずつ順番に壁の前に立ち
横顔と正面の2枚写真を撮られた。

被害者もこんな指名手配みたいな写真を
撮らされると思ってなかったからかなり驚いた。


恭子は警察官に「被害者写真で笑顔で写った子は初めてだよ」
と言われていた。


写真を撮ったあと、今日はもうすぐ帰れるから
待っててと言われしばらく待たされた。
待ってる間、左側に座っていた警察官の電話の話が聞こえてきた。


警察官「○○署の者ですが奥様でいらっしゃいますか?
     実はですね、○○さんの事なんですが・・・
     いえ、事故とかそういうのじゃなくてですね。
     ○○駅で高校生のスカートの中をビデオカメラで
     撮影してたところを警備員に取り押さえられまして
     こちらの署で身柄を預かっているんです」


聞いている私がドキドキした。
恭子を見るとニヤニヤしながら話を聞いていた。


警察官「それでですね、ご家族の方に迎えに来て頂きたいんですが
     ・・・えっ、あのぉ嫌だと言われましても迎えに来て頂かないと
     ・・・・そこをなんとか・・・あれ?あっ、電話切られた」


奥さんに拒否されていた。


警察官が後から教えてくれたんだけど
結局奥さんは迎えに来ないと言い張って
20歳の娘さんがお父さんを迎えに来たらしい。

盗撮おっさんの家はかなり遠くて新幹線で迎えにきたみたい。
おっさんは仕事でこっちに来てて、今日が出張初日だったらしいです。


後日、盗撮おっさんの奥さんが私たちにお詫びにって
カステラを交番の方に送ってきて
カステラ食べました。


にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村







ラベル:盗撮犯 捕まえた
posted by 楽天野郎 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 逮捕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
Powered By 画RSS
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。